薬物アレルギー

■薬物アレルギーとは

●薬物を免疫原として抗体が作られたり細胞が誘導されるところ(感作状態)に再び体内に入った薬物と抗体あるいは細胞との反応に端を発し生体内の増幅機構を介し原因薬物とは関係ないいくつかの類型の属する症状・所見を発現するものです。

 


■原因は

●あらゆる薬物がアレルギーを起こす可能性があります。

●異種動植物タンパク由来の薬物は感作しやすい。

●現在用いられている薬物のほとんどは低分子化合物で薬物そのものやそれが変化したものが体内のタンパク質と結合して免疫原になることもあります。

 


■日常生活での注意点は

●つねづね、漢方を含め薬物は必要な場合以外は用いないようにします。

●即時全身反応は、きわめてまれではあるが重篤なものほど薬物投与後短時間内に起こるので、注射のような治療の後は少なくとも20分は医療機関内にいるようにします。

 


■即時全身型反応のときの主な状態は

●血圧が下がり、脈が速く、尿の量は少なく、手足が冷たくなり(ショック)失神することがあります。

●反射性のショックによる失神では、脈はかえって遅くなります。

●全身性じんま疹、全身性紅潮、局所のはれなどの皮膚症状を伴うことがあります。

●呼吸困難を伴うことも、この症状が単独で起こることもあります。

 


■治療は

●医療機関外で症状所見に気づいた場合、すぐ救急処置の可能な医療機関に行く。

●ショックにはまずアドレナリンを与えます。

●速やかに血管(末梢静脈)を確保し大量に輸血します。

●薬で血管を広げます。

●ショックが治まって6〜12時間して、再び重い症状が起こることがあるので入院管理が必要です。